IPコードとは機器の防塵、防水に関する保護を表した規格です。
※規定されている保護等級やそれに付随する付加的事項をコード化したもの。「IP」で始まる4文字から6文字で記載されます。
IP68 と記載されている場合の例
第一特性数字である「6」は固形物(砂やホコリなど)に対する保護等級を示します。第二特性数字である「8」は水に対する保護等級を示します。また、どちらかの保護等級を省略する場合は「X」を記載します。
保護等級 | 内 容 |
---|---|
0級 | 特に保護がされていない |
1級 | 直径50mm以上の固形物が中に入らない(握りこぶし程度を想定) |
2級 | 直径12.5mm以上の固形物が中に入らない(指程度を想定) |
3級 | 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
4級 | 直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
5級 | 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形) |
6級 | 粉塵が中に入らない(耐塵形) |
保護等級 | 内 容 |
---|---|
0級 | 特に保護がされていない |
1級 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴Ⅰ形) |
2級 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない (防滴Ⅱ形) |
3級 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない (防雨形) |
4級 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
5級 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流系) |
6級 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水系) |
7級 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない (防浸形) |
8級 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中系) |